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2026/01/28

敏感な子どもと高齢者の肌を守る!看護師が教える乾燥対策と保湿ケア法

子ども(乳幼児)と高齢者は特に肌が乾燥しやすい世代です。子どもの肌はデリケートで、皮膚が薄くバリア機能が未熟なため、水分が失われやすく、外部刺激にも敏感に反応します。生後3ヶ月頃には皮脂分泌量が急激に減少することで乾燥が進みやすくなり、湿疹のリスクも高まります。一方で、高齢者の肌は加齢による皮脂や水分分泌の減少が進み、乾燥が一層深刻になります。さらに肌が薄くバリア機能が低下しているため、適切な保湿が欠かせません。

世代ごとの特徴に応じたケアポイントを見極め、取り入れやすい乾燥対策を日常の保湿ケアに組み込むことで、家族全員が健康で潤いのある肌を維持できます。ちょっとした工夫で、子どもも高齢者も快適で乾燥知らずの環境で過ごすことができるよう、続けやすいケアを心がけることが重要です。

子どもと高齢者の肌の特徴と違い

子どもと高齢者の肌は、どちらも「バリア機能が弱い」という点では共通していますが、その背景と対策には大きな違いがあります。

子どもの肌:未熟なバリアで水分が逃げやすい

子どもの肌は、大人の肌に比べて約半分の薄さしかなく、バリア機能が未熟で非常にデリケートです。特に生後3ヶ月を過ぎると皮脂の分泌量が減少し、水分を保持する力が急速に低下するため、乾燥しやすくなります。このような乾燥状態が続くと、わずかな刺激によっても肌トラブルが発生しやすくなり、かゆみを伴うことでかきむしる行動が進み、炎症が悪化する可能性があります。また、子ども自身では肌の保湿ケアが難しいため、保護者による積極的かつ適切な保湿対策が求められます。特に傷がある場合には、保湿剤の使用方法に十分気を付け、慎重に適用することが重要です。

高齢者の肌:衰えたバリア機能と皮脂分泌の低下

高齢者の肌は、加齢による皮脂や天然保湿因子(NMF)、セラミドなどの分泌量の減少によって乾燥のリスクが極めて高くなります。この乾燥によって肌のバリア機能がさらに弱まり、外部の刺激に対する耐性が低下し、乾燥が進行しやすい状態となります。また、新陳代謝の低下によって肌が薄くなり、弾力を失いやすいことから、傷つきやすく感染症のリスクも上昇します。特にすねや背中、腰回りといった乾燥が目立ちやすい部位には、重点的に保湿を行うことが推奨されます。加えて、高齢者は乾燥を自覚しにくいことも多いため、家族や介護者がこまめに肌の状態を確認し、適切な保湿ケアを提供する工夫が重要です。

子どもと高齢者に共通する肌トラブルのリスク

子どもと高齢者の肌は「外部刺激に弱く、かゆみを感じやすい」という共通点を持ちます。乾燥が進むと肌はカサカサして粉を吹いたり、ひび割れや赤み、湿疹などのトラブルが起こりやすくなります。特に傷がある場合や深刻な乾燥状態では、早めに適切な保湿ケアを行わないと症状が悪化し、さらなる問題を引き起こす恐れがあります。しかし、早期に保湿を徹底することで、これらのトラブルを未然に防ぐことが可能です。高齢者に対しては、保湿が炎症や感染症の予防に役立ち、日常生活を快適にするため重要です。さらに、子どもや高齢者は体温調節機能が未熟であるため、保湿ケアに併せて住環境の整備や入浴後の迅速な服装調整も乾燥対策として有効です。

失敗しない!肌質と目的に合わせた「成分」の選び方

保湿剤は乾燥肌の改善や肌のバリア機能を強化するために欠かせないアイテムです。肌の状態や目的に適した成分を選べば、より効果的なスキンケアが可能になります。購入時には成分表示を確認し、それぞれの悩みや世代に合った保湿剤を選びましょう。

バリア機能を高めたい(乾燥・敏感肌向け)

乾燥肌や敏感肌では、弱まったバリア機能を補強する成分が特に重要です。

  • セラミド
    角層に存在し、水分保持力を高め外部刺激から保護します。特にヒト型セラミド(セラミドAP、NPなど)は肌なじみが良く、高齢者や子どもにも推奨されます。
  • アミノ酸
    天然保湿因子(NMF)の一部として作用し、角層の水分を効率的に維持します。成長途中の子どもや皮脂分泌が減少した高齢者に適しています。
  • コレステロール
    セラミドと連携して細胞間脂質を形成し、バリア機能を強化します。

水分を十分に補いたい(ゴワつき・カサつきに)

肌のゴワつきやカサつきが気になる場合、水分補給力の高い成分を含む保湿剤が有効です。これにより、子どもが掻きむしることで起きる炎症や、高齢者の乾燥によるひび割れを予防できます。

  • ヒアルロン酸
    極めて高い保水力を持ち、肌をしっとりとふっくら整えます。この成分は、1gで約6リットルの水分を保持できるとされ、特に乾燥が進みやすい肌に効果的です。
  • コラーゲン
    肌のハリと弾力を向上させ、水分保持による保湿効果も期待できます。子どもや高齢者の繊細な肌にも安心して使える成分です。
  • グリセリン
    空気中の水分を吸着し、肌の潤いを長時間保ちます。
  • 尿素
    角質を柔らかくして水分を引き寄せます。敏感肌や薄い皮膚に使用する際は、10%以下の低濃度配合が望ましく、炎症や傷のある部位への使用は避けてください。

水分蒸発を防ぎたい(深刻な乾燥対策)

深刻な乾燥で水分が蒸発しやすい場合は、肌に油膜を作る成分を含む保湿剤が適しています。高齢者や子どもの肌にも使いやすい製品が推奨されます。

  • ワセリン
    皮膚表面に保護膜を形成し、水分蒸発を防ぎながら外部刺激からも守ります。特に乾燥が進んだ部位や必要に応じて、安心して使える選択肢です。また、高精製されたワセリンは敏感肌に優しい特徴があります。
  • スクワラン
    皮脂に含まれている成分で、肌に素早くなじみ、水分の蒸発を抑えながら、しっとりとした柔らかさと潤いを保つ効果があります。
  • シア脂(シアバター)
    豊富な油分を含み、肌を保護膜で包み込み、高い保湿力と優れた乾燥防止効果を発揮します。特に摩擦が生じやすい部位でも使用しやすい成分です。

肌荒れや色素沈着にアプローチする成分がほしい

肌荒れや炎症、色素沈着が気になる場合は、これらの症状を和らげる効果が期待できる保湿成分が含まれた製品を選ぶことが重要です。乾燥が進んだ高齢者のひび割れた肌や、敏感で怪我をしやすい子どもの肌にも適した成分を以下に挙げます。

  • グリチルリチン酸ジカリウム/ステアリル
    優れた抗炎症作用により、肌荒れや赤みをやわらげます。特に子どもや高齢者の敏感な肌にも安心して使用できる成分です。
  • ヘパリン類似物質
    強い保湿作用を持ちながら、血行促進や炎症抑制効果も併せ持っています。乾燥肌や傷ができやすい子ども・高齢者双方のケアに有効です。
  • アラントイン
    肌の修復を助けつつ、抗炎症作用で肌荒れを改善します。乾燥やトラブルの多い肌を穏やかに整える効果があります。

正しい保湿ケアのステップ

看護師が推奨する肌のバリア機能を高めるための正しい保湿ケアのステップについて、塗るタイミングと量でご紹介します。

保湿剤を塗るタイミング

保湿剤を塗る最適なタイミングは、入浴や洗顔直後の肌がまだ水分を含んでいる状態のときです。特に、お風呂上がり5分~15分以内に保湿剤を塗布することで、肌の角層が水分を吸収しやすい状態を活用し、水分の蒸発を防ぎながら保湿効果を最大化できます。ただし、この時間に厳密にこだわる必要はなく、1時間以内を目安に塗布する習慣を身につけましょう。

保湿剤の適切な量(FTUの活用)

適切な量としては「FTU(フィンガーチップユニット)」が目安になります。これは、大人の人差し指の先端から第一関節までチューブから絞り出した量で、約0.5gに相当し、この量で大人の手のひら2枚分程度の面積を保湿できます。全身に使用する場合、成人では1回あたり約20gが目安です。ローションタイプの場合は、1円玉程度の量が1FTUに該当します。肌に塗布した後の状態が「肌にかすかに光沢があり」「ティッシュを押し当てても取れない」ようなら、適切な量を使用できているといえます。

塗り方と部位ごとの注意点

保湿剤を塗布する際には、摩擦をできるだけ避け、肌への負担を軽減する塗り方が重要です。

  • 塗り方
    保湿剤を肌のいくつかの点につけ、指ではなく手のひら全体を使い、「包み込むように優しく広げる」のが理想的です。ゴシゴシと擦り込む必要はなく、クリームや軟膏は手のひらであらかじめ温めて柔らかくしてから塗布すると、肌への刺激を軽減できます。
  • 部位ごとの注意点
    子どもでは口周りやひじの裏など荒れやすい部位、高齢者ではひじや膝の内側、すねといった特に乾燥が進みやすい部位に重点的にケアを行いましょう。また、皺(しわ)が多い部分については、その皺に沿って塗布すると保湿剤が均一に行き渡ります。顔は特にデリケートな部分なので、乾燥しやすい目元や口元を中心に重ね塗りすると良いでしょう。

福あーるのインスタグラムでは保湿剤の塗り方について看護師が解説しています。

また、子どもや高齢者には保湿剤の量や塗布する方法を特に調整する必要があります。子どもには塗りすぎず、肌に優しいケアを心掛け、また高齢者の場合は乾燥が気になる部位に重点的に塗布することで保湿効果を十分に発揮させましょう。

怪我や炎症を防ぐためのポイント

乾燥肌はバリア機能が低下しており、ほんの少しの刺激でも肌にダメージを与えやすい状態です。以下のポイントに注意して、子どもや高齢者を含めた全世代の肌をしっかり守りましょう。

  • かき傷の防止
    肌のかゆみを感じても、強くかくことは避けましょう。特に子どもの場合、爪を短く整えておくことが重要です。高齢者には、夜間に無意識にかいてしまうことを防ぐため、コットン製の手袋を着用するのも効果的です。また、定期的な保湿ケアを徹底することで、肌をしっかり潤わせ、かゆみを抑えることに繋がります。
  • スキンテア(皮膚剥離)の防止
    乾燥した高齢者の肌は非常に薄く、傷つきやすい状態にあります。そのため、保湿剤を日常的に使用して、肌に弾力や潤いを与えながら外部刺激から保護しましょう。また、保湿を行うことで乾燥を防ぎ、肌トラブルの発生を軽減する効果も期待できます。ただし、傷がある場合には医療用製品を使用するか、医師の指導に従い、適切な対応を心掛けてください。

子どもと高齢者に特化した毎日のチェック

服の着替えや日々のケアの際に、子どもや高齢者の肌の状態をじっくりと観察しましょう。特に子どもにはかきむしりによる傷や赤みがないか、高齢者には乾燥によるひび割れやスキンテアが発生していないかを注意深く確認することが重要です。また、早めの保湿ケアによって赤みやひび割れを抑え、肌トラブルを未然に防げる可能性があります。傷がある場合には、保湿剤やスキンケア製品の選定をより慎重に行い、トラブルを予防するための習慣的なチェックが必要です。

世代別保湿ケアの実践ポイント

肌の水分量や皮脂量は年齢とともに変化します。そのため各世代に合わせた保湿ケアが重要です。

子どもケアの実践ポイント

子どもケアは「事前の保護」と「こまめな保湿」を行うことが肝心です。ケアの際は「点々塗り」など遊びの要素を取り入れ、親子で楽しみながら皮膚のバリア機能を守る習慣を築きましょう。

荒れやすい顔・口周りの守り方

子どもの顔、特に口周りは、よだれや食べこぼし、鼻水などの影響で非常に荒れやすい部位です。これらの影響を軽減するために、ワセリンや保湿力の高い油性保湿剤を活用するのが効果的です。例えば、食後やよだれを拭いた後は、柔らかい布で優しく拭き取ったのち、保湿剤を塗って肌の乾燥を防ぎましょう。また、保湿剤を選ぶ際には、高い保湿効果を持ちながらも子どもの繊細な肌に適した低刺激性の製品を選ぶことが重要です。もし傷がある場合には、保湿剤の刺激性を十分に確認したり、医師に相談して適切なケアを行うことを心がけましょう。

「点々塗り」などの楽しいアプローチ

子どもが積極的に保湿ケアに関わるためには、楽しみながら行える工夫が有効です。「点々塗り」の方法として、肌に保湿剤をいくつかの点に置き、それを「お絵描き」のように広げていくと、子どもにとって親しみやすくなります。また、子どもの興味を引きつける工夫として、お気に入りのキャラクターシールを使ったり、歌やリズムに合わせて楽しくケアを進めることもおすすめです。こうした工夫により、保湿ケアが習慣化し、自然と肌を健やかに保つ意識を育むことができます。

乾燥しやすく、汗が溜まりやすい部位のケア

子どもの肌は、ひざの裏や肘の内側、首、わきの下、股など特に乾燥しやすい部位が多く、これらのケアには特別な配慮が必要です。また、摩擦や汗の溜まりやすいこれらの箇所では、あせもやおむつかぶれといった肌トラブルが発生しやすいため、毎日丁寧なケアを心掛けることが重要です。

  • 洗浄
    入浴時には、低刺激性で保湿効果のある石鹸やボディソープを選び、手やガーゼを使って肌を優しく洗浄しましょう。泡をしっかり立てて、こするのではなく、撫でるように洗うことで刺激を軽減することができます。洗浄後には、石鹸成分が肌に残らないよう、丁寧にすすぐことが大切です。
  • 保湿
    入浴後は、肌が乾燥しないよう、乾燥しやすい箇所や汗が溜まりやすい箇所を重点的に、しわや溝を広げて保湿剤を塗布しましょう。特に肌が柔らかいうちに保湿することで、潤いをしっかりと閉じ込めることができます。ただし、傷や赤みがある場所は保湿剤の使用を避け、必要であれば早めに医療機関へ相談することを忘れないようにしましょう。

高齢者ケアの実践ポイント

高齢者ケアは、保湿で肌の弾力を高めて「スキンテア」を防ぎつつ、衣類の素材選びなどを含めた多角的なケアで、傷つきやすい肌を優しく守りましょう。

乾燥しやすい部位と重点的なケア方法

高齢者の肌は全体的に乾燥しやすい状態ですが、子どもと同様に特に敏感な部位が存在します。乾燥が顕著なすね、背中、腰回り、お尻といった箇所での保湿ケアが特に重要です。これらの部位を毎日丁寧に保湿することで、乾燥の進行や傷つきやすい肌の問題を軽減できます。また、傷がある場合には保湿剤の使用を避け、医師の指導に従ったケアを行うことが必要です。

  • すねと背中
    乾燥が特に目立つ部位には、適量の保湿剤を手のひらに取り、毛の流れに沿うよう優しく広げて塗布してください。乾燥がより深刻な箇所には、保湿効果の高い油分を多く含む軟膏やワセリンを重ね塗りすることで、保湿効果をさらに強化できます。
  • 足の甲や手の甲
    これらの部位も外気に触れる機会が多いため、乾燥しやすくなっています。活動により頻繁に使用される部位であるため、毎日の保湿は欠かせません。高齢者が一人で保湿することが難しい場合、家族や介護者が補助することで、適切な保湿ケアをサポートできます。

スキンテア対策と肌保護のポイント

高齢者の肌は加齢に伴い薄くなり、摩擦やわずかな力でも容易に傷つきやすくなります。特に乾燥した肌はそのリスクが高まるため、潤いを十分補給し肌を保護するケアが重要です。

  • 摩擦を減らす工夫
    衣服の着脱や体の移動時に肌が直接摩擦にさらされないよう注意が必要です。柔らかい綿素材の衣類や寝具を選ぶことで、摩擦を軽減できます。こうした配慮は子どもの肌と同様、高齢者にも大切です。
  • 保湿効果の活用
    保湿剤をしっかり塗布することで、肌を柔らかく潤わせ乾燥を予防します。特に乾燥が目立つ部位には念入りな保湿ケアを施し、スキンテアの予防に努めましょう。
  • おむつ利用時の対応
    おむつの蒸れや排泄物が肌に与える刺激を防ぐため、撥水性の高いクリームを用いて敏感な部位を保護する工夫が効果的です。

衣類の選び方と日常ケアの注意点

高齢者が快適に日々を過ごし、乾燥による肌トラブルを防ぐためには、適切な衣類の選択や細やかな日常ケアが欠かせません。これらのポイントは、子どもの肌ケアとも共通する部分が多いため、家族全体で取り組む姿勢が重要です。

  • 衣類の脱ぎ着時の観察
    衣服の着脱や入浴の際は、全身の肌状態を丁寧に観察しましょう。特に見えづらい背中やお尻周りなどは注意深く確認し、家族のサポートを活用すると安心です。乾燥や傷を見つけた際には、早めに適切な対応を行うことが大切です。
  • かゆみの訴えに注目
    高齢者がかゆみを訴えた場合、乾燥が直接の原因であることが多いですが、他の要因も考慮する必要があります。乾燥がひどい場合には保湿ケアを見直しつつ、医師の診察を受けることが重要です。特に傷がある際には、保湿剤の使用を控え、まず医療機関で適切なケアを相談しましょう。

お風呂・衣服・住環境の整え方

保湿ケアを成功させるには、保湿剤を塗るだけでなく、肌の水分を奪わない生活環境づくりが不可欠です。子どもと高齢者に共通する「お風呂・衣服・住環境」の整え方をまとめました。

正しい入浴と適温

入浴は、肌を清潔に保つだけでなく、保湿ケアの基本となる重要なステップです。しかし、不適切な方法ではかえって乾燥を悪化させることがあります。特に高齢者や子どもの肌は傷つきやすいため、刺激を避ける工夫と十分な保湿を意識しましょう。

  • お湯の適温
    高温のお湯は皮脂を過剰に奪い、乾燥を進める原因になります。38〜40℃程度のぬるめのお湯が最適で、特に高齢者には38℃以下が肌に優しくおすすめです。また、子どもの肌は敏感で乾燥しやすいため、熱いお湯は避け、適温を心がけましょう。
  • 洗浄剤の選び方
    肌に優しく、保湿効果のある低刺激性の弱酸性石鹸やボディソープを選びましょう。泡立ちの良いものは、肌を擦る必要がなく、洗浄と同時に保湿効果を助けます。
  • 洗い方のポイント
    ナイロンタオルやブラシは肌への負担が大きいので避け、たっぷりの泡で優しく肌を撫でるように洗いましょう。子どもには、柔らかいガーゼを使うことでさらに肌を守りやすくなります。すすぎは十分に行い、石鹸の成分を完全に落とした後、すぐに保湿ケアを行うことが重要です。
  • 入浴時間の目安
    長時間の入浴は肌の水分を失いやすいため、10〜15分程度の短時間が理想的です。入浴後は早めに保湿剤を使用し、肌のうるおいを保つ習慣を取り入れましょう。

保湿後の衣類選びの工夫

保湿を行った後に選ぶ衣類も、肌の状態を守るためには重要なポイントとなります。適切な衣類を選ぶことで、保湿効果をさらに高められます。

  • 素材の重要性
    肌に直接触れる衣類は、柔らかさと通気性のある綿やシルクなどの天然素材が最適です。高齢者や子どもの繊細な肌には、刺激の少ない生地を選ぶことで乾燥や摩擦によるトラブルを防げます。特に保湿ケア後の肌には、吸湿性や通気性に優れた下着や寝具を使うことを心がけてください。
  • 刺激となる素材を避ける
    ウールやナイロンなどの化学繊維は肌への刺激となりやすいため避け、天然繊維をベースにした衣類を選びましょう。
  • 清潔を保つ
    衣類や寝具を清潔に保つことも大切です。定期的な洗濯でホコリやダニの発生を防ぎ、乾燥対策だけでなく衛生面も整えましょう。特に肌がデリケートな子どもや高齢者のために、清潔な衣類選びを徹底しましょう。

室内環境の乾燥対策

室内環境を快適に整えることで、肌乾燥の悪化を防ぎ、保湿の効果を長持ちさせることができます。

  • 湿度の調整
    室内の理想的な湿度は50〜60%です。特に乾燥しやすい冬場には加湿器を活用し、適切な湿度を保つよう心がけましょう。高齢者や子どもの肌は乾燥に弱いため、湿度管理が欠かせません。
  • 加湿器の選び方と使用法
    雑菌が増えにくいハイブリッド式加湿器がおすすめです。子どもがいる家庭では、チャイルドロック機能がある加湿器を選ぶと安全です。また、高齢者の部屋で使用する際も、衛生状態を保つよう清掃をこまめに行いましょう。
  • 乾燥防止の工夫
    加湿器を使わない場合でも、濡れタオルを部屋に干したり、浴槽にお湯を張ったままにするなどの簡単な工夫で湿度を保つことができます。これらは部屋全体の保湿に役立ち、乾燥対策を強化します。冬の暖房は20~22℃に設定し、過剰な使用は避けましょう。
  • 水分補給
    水分不足は肌の保湿力を奪い乾燥を悪化させる原因ともなります。季節を問わず、こまめに水分を摂取することで身体の内側から保湿をサポートすることが重要です。高齢者の場合、喉の渇きを感じにくい傾向があるため、食事や間食時に意識して水分を取り入れる工夫が必要です。子どもは活動的で汗をかきやすいので、運動後や暑い日には定期的に水分を補給することで肌の乾燥を予防できます。また、厚生労働省が勧める適切な水分量を参考に、年齢や活動量に合った摂取を心がけることで、体の内側から肌の潤いをしっかりと保つことができます。

まとめ

保湿ケアは、将来的な肌トラブルを予防するための基本であり、日々の生活の中で欠かせない取り組みです。子どもには「健やかな成長」を支え、高齢者には「快適な日常」を実現するために、家族全員で保湿ケアを取り入れることが大切です。特に敏感な子どもの肌は、バリア機能を守るために保湿が必要であり、高齢者の肌は加齢による乾燥を防ぐために重点的な保湿が求められます。
適切な保湿ケアを実践することに加え、肌の状態に変化が見られた場合には早めに専門医に相談し、最善の対応を行うことが重要です。特に傷がある場合には、無理に保湿を続けるのではなく、まず専門家の指導に従い、適切な対策を講じましょう。訪問看護師のアドバイスや迅速なサポートを活用することで、日々の保湿ケアがより効果的かつ安心して行えるものとなります。 福あーるでは、ご本人やご家族全員が健康で潤いのある肌を保てるようサポートしています。子どもから高齢者まで、それぞれの世代に適した保湿ケア方法を提案し、訪問看護との連携を通じて、乾燥対策や保湿の習慣化をお手伝いします。適切な保湿ケアを取り入れることで、肌を守り、快適で充実した生活を実現しましょう。

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